妊婦さんは葬儀に参加しない方がいい？

妊娠中に突然のお別れがあった場合、参列していいのか迷う方もいらっしゃるかも知れません。
周りの方に止められたなんてお声もあります。
「妊娠中に葬儀に参列しない方がいい」という言い伝えがあるためそのように言われることもありますが、一体本当なのでしょうか？

妊娠中に葬儀に参列しても問題ない

結論から言うと、妊娠中に葬儀に参列しても問題はありません。
ですが、つわりなどで体調が悪い時には注意が必要です。
葬儀は立ったり座ったり移動も多く、また自身のご家族や親族の場合には手伝いをしなければならない時もあるかと思います。
決して無理はせず、辛くなる前に退席したり、休憩を挟むようにしましょう。

妊婦とお葬式に関する言い伝え

前述した「妊娠中に葬儀に参列しない方がいい」という言い伝えを聞いたことがある人も多いんじゃないでしょうか。
その中でもよく言われるのが
・妊婦がお葬式に出ると赤ちゃんにあざができる
・妊婦がお葬式に出ると赤ちゃんがあの世に連れて行かれる
・妊婦はお骨を拾ってはいけない

などです。
これらは明確な根拠のない迷信ですので、気にしない方が良いでしょう。
どうしても気になる場合には、お腹に鏡を外側に向けて忍ばせておく方法があります。
鏡は邪悪なものを跳ね返す力があると言われているため、お腹に入れておくと悪いものを赤ちゃんに近づけないというお守りのようなものです。
マタニティ用の喪服には鏡を忍ばせるポケットがついているものもあるそうですよ。

　妊娠中の喪服

初期の頃はまだお腹もそれほど大きくなく、今までのものが使えるかも知れませんが、
後期でお腹も大きくなってきていている場合にはレンタルを活用するのもいいでしょう。
葬儀社に相談するのもいいかも知れません。

マタニティ用の喪服のレンタルがない場合には、黒や紺色のワンピースなどの平服でも構いません。
普段葬儀に参列するのと同じで、光沢のある素材やファッション性のあるものは避けましょう。
会場の温度が分からないので、腹巻や上着で温度調整できるようにしておくと安心です。

　最後に

妊娠中の葬儀参列は問題ありませんし、迷信も気にしない方が良いでしょう。
妊娠しているからといって大切な方とのお別れを諦める必要はありません。
ご自身の体調を見て、周りの方と相談しながら無理のないように過ごしてください。

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