ご安置について

故人の安置をお願いする場合はどうすればよいですか?


葬儀社が病院(警察)へ、寝台車で故人様をお迎えにあがります。
その際、ご安置場所をどこにするか決めておかれることをおすすめします。ご安置場所については、ご自宅か、ご自宅以外にするかを決めていただけるとスムーズです。
ご自宅でご安置する場合、お布団(ベット可)と枕と掛布団をご用意ください。枕飾りなどの供養道具は用意いたします。また、ご自宅以外をお考えの場合はお気軽にご相談ください。お客様のご希望に沿った場所をご提案いたします。

自宅以外の安置場所はどこがあるのですか?

一般的な安置場所は、専門安置所・葬儀会館・寺院(自宅)などです。
従来はご自宅へ戻ることが一般的でしたが、最近は住宅事情により、ご自宅に戻らないケースが多くなっております。
ご自宅安置をご希望で、マンションやご自宅に階段がある方でも、ご相談ください。

安置している間、故人と会えますか?また付き添うことは可能ですか?

ご安置の際もご面会していただけます。
ただ、ご安置場所によりお時間の制限や予約が必要なこともございます。また、付き添いの可否も、ご安置場所により異なりますので、お気軽にお問合せください。

自宅に安置する際の注意事項は?

季節を問わず、ご安置はエアコンのある部屋をおすすめいたします。ご弔問の方が多い場合は、お招きしやすい場所を選びます。ご自宅がマンションでエレベーターを利用される場合は、エレベーター室を広くするためにトランクルームの扉を開ける鍵が必要になります。事前に管理人さんへご相談していただけるとスムーズにご安置することができます。

自宅安置する場合は、ベッドでもよいのでしょうか?

ベッドで問題ございません。
「ご安置は布団で」というイメージがございますが、最後は生前お使いになっていた、使い慣れたところでお休みになることをおすすめいたします。

お葬式の日まで数日空いているのですが、大丈夫なのでしょうか?

お体の状態が変化しないように、私たちスタッフが毎日ドライアイスを交換し、お体の状態を確かめますのでご安心ください。

お葬式の日までお線香の火を絶やしてはいけないものなのですか?

ご家族様のお体のことを考え、夜通しでお線香の番をすることは、現在ではあまり行われておりません。日中でも人の目がないときは、防火の観点から火を消しておかれることをおすすめいたします。

故人は北枕にしなければいけないのですか?

宗派にもよりますが、北枕が一般的です。北枕が不可能な場所では、西へ頭を向け(西枕)ご安置いたします。
神棚のある部屋へ安置を予定していますが、宗教上問題ありませんか?
「神隠し」(神棚を半紙など白いもので一時的に覆う)を行い対応することで、宗教上の問題はなくなります。

棺には入れないのですか?

納棺の儀式を行うまでは、原則棺に納めません。ただ、ご安置日数が長い時などは、ドライアイスの保冷効果を高めるために、納棺をおすすめすることもあります。

故人が好きだったお酒やタバコをお供えしてもいいですか?

はい、ぜひお供えください。お供え物に決まりはありません。お供えの御飯は、ご家族のお食事の際、ご一緒に交換される方が多いようです。

白い布を顔に乗せないといけないのですか?

昔からの習わしですが、特に決まりはありません。白布は、亡くなると肌の水分がなくなり乾燥しやすくなるので、乾燥防止の役割もあります。

自宅に安置しているときに、故人の体に触れてもいいのですか?

生前と同じように接していただくと、故人様も喜ばれます。皮膚の乾燥を防ぐため、顔にアルコールやはっかが含まれていないクリームを塗ってあげるなど、ご家族が故人様に「やってあげたい」と思うことをされるご家族もいらっしゃいます。ただし、感染症の恐れがない場合に限りますので、医者にご確認ください。

安置する部屋の温度は何度にすればいいのですか?

夏は室温を20度以下に保っていただいたほうがよろしいでしょう。
冬は暖房の使用を控えていただくようお願いしております。
故人様のお肌が乾燥しないよう、加湿器を使われるご家族様もいらっしゃいますが、室内の湿度が高くなれば室温も高まりますので、使用は控えていただいたほうがよろしいでしょう。

エアコンがない部屋でも、夏場に安置はできますか?

ドライアイスと一緒に納棺し、外気を遮断することで2日程度のご安置は可能です。