お線香を供える理由って?

お線香は、仏教伝来と共に飛鳥時代に日本へ伝えられました。
そもそもお線香は香木であったのですが、推古天皇3年(595年)淡路島に香木「沈香」が漂着したのがきっかけだとされており、
こちらは日本書紀に記述があります。

「お線香」という棒状のお香は
天正年間(1573~1591年)に、中国から伝えられた
寛文二年(1662年)五島一官が中国福州から伝えた
などとさまざまな説があります。
定かではありませんが、江戸時代初期には現在の「お線香」と呼ばれる形状のお香はつくられていたと思われます。

お線香を供える理由

お線香は「慈悲の心」を表していて、
お線香を焚き、その香りが広がることで慈悲が平等に行き渡るという意味があります。
また、お線香の香りには時と空間の不浄をすべて清める徳があるそうです。
身体や心の汚れをはらい、清浄な心で仏さまにお参りするためにお線香を焚きます。

それ以外にもお線香をお供えすることは、香煙を通じて、仏様(故人様)とお話しすること、
仏様の食事といった意味合いもあります。

仏教の世界では、人が亡くなり、来世の生を受けるまでの間が四十九日(七七日)までといわれており、
この間はお線香を食物とします。

※「七七日」は「77日」のことではなく、「7が7つ」という意味です。つまり四十九日のことを指します。

仏教の教えでは、「生」へのカラダを養うために、
魂のよい霊は「妙香」を、
悪い霊は「悪香」を食べるとされています。

そういったことから、昔の人は、
「早く新しい生を受けられるように」と四十九日まで線香を絶やさず、
「良い魂に生まれ変われるように」と少しでもよい線香をあげていたといわれています。
現在では、利便性に特化して「お線香」となっていますが、
前述した通り、元は香りや煙をだすための「香木」を使用していました。

お線香は、一度火をともすと燃え尽きるまで芳香を放ち続けます。
それに準え、お線香は
命ある限りの仏様への信仰と、
自分が何か物事を行う時に努力し続けることを表しているとも言われています。

宗派の違い

お線香は、一般的には1~3本立てて焚きます。

しかし、正式には宗派により異なり、
浄土宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗は1本。
天台宗、真言宗は3本となっています。

複数本お線香を立てる場合は、
まとめて立てるのではなく、1本ずつ立てるようにします。

浄土真宗では、1本のお線香を3本に折って、
横にねかせて焚きます。

お線香やろうそくの火を消すときは、
手であおいで消すのが礼儀とされています。
人間の口はとかく悪行を積みやすく穢れやすいものなので、仏様に供えた火を消すのには向いていない、という考えからです。

お線香の種類

最近ではいろいろな種類があり、
香りを高めたもの、煙をおさえたもの、長時間香りを漂わすことができるものなど様々です。

お線香は、主な原料によって「杉線香」と「匂い線香」の二種類に分けられます。

杉線香
杉の葉の粉末を原料に製造されます。
杉特有の香りのする煙の多い線香です。
主にお墓用線香として使われます。

匂い線香
タブノキの樹皮を粉末にしたものに、白檀(びゃくだん)や伽羅(きゃら)といった、
香木の粉末や他の香料、炭の粉末、その他の材料を加えて練り、
綿状に成形、乾燥させたものです。
一般的に、家庭や寺院で使われている線香です。

現在では、匂い線香もさまざまな香りのものが出てきています。
煙の少ない線香や、お香としてさまざまなライフスタイルや癒しの香りとして、
利用する用途により異なるものがあります。

最近では、
微炭、微香、煙の少ない新機能の線香が流行っているようです。

お菓子の香りをモチーフにした線香や
お酒の香りをモチーフにした線香など一風変わったものも。
故人様の好きだったものを香りでお供えしてみるのはいかがでしょうか?

 


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