近年のお葬式
近年、お葬式は様変わりし、家族葬、火葬式、一日葬など、簡素化されたお葬式が数多く執り行われるようになってきました。家族が少ないから…、故人が高齢で友人もいないので簡単なお葬式で…、経済的に余裕がないので費用を抑えたい…、というような方が、こういった簡素化されたお葬式を選択されているようです。このようなお葬式のスタイルの変化には、少子高齢化や地域のコミュニティの崩壊などが背景にあるようです。
かつて近所で顔見知りの葬儀社さんに頼んでいたお葬式は、インターネット検索で見つけた葬儀社さんに頼む時代になりました。インターネットに重きを置く葬儀社さんは年々増えており、私たち「家族葬のひなた」も、インターネットからご相談やご依頼をいただくことが圧倒的に多くなってきました。
最近の葬儀社さんのシステムで多いのは、インターネット検索などからお葬式の依頼があった場合、依頼を受けた会社が、提携する葬儀社に実際のお葬式を委託する方式です。依頼を受けた会社と実際にお葬式を執り行う会社が違うと、費用を安く抑えられる反面、たとえばお客様からプラン外のご要望があった時に、現場の葬儀担当者の判断でそれを行うことを決められないなどの制限もあり、お客様の気持ちを汲んだお葬式を行えず、「なんとなく悔いの残るお葬式になってしまった…」と考えるお客様もいらっしゃいます。
ひなたのお葬式
私たちは、お葬式は人の手で行うものであり、システマティックに進めていくことはできないと考えています。人と人との繋がりを大事にし、お客様のご要望の細部までを心で受け止め、心を込めてお葬式のお世話させていただく…。人々の心の奥深い部分までも感じていかなければ、良いお葬式の仕事はできません。そのような考えから、私たち「家族葬のひなた」では、お葬式のご依頼を受ける人と担当する人が同じです。お葬式のご依頼を受け、それを自社の葬儀担当者が取り仕切っていく、という一見当たり前のようなことが、本来の葬儀社の姿であると思います。
大切な方を心のままに弔い、お見送りいただきたい…。喪主となられた奥様や女性の方にも、優しい気遣いと丁寧な対応を心がけています。暖かな“ひなた”で、人々がお日様に優しく包み込まれるように、私たちはそっと皆様に寄り添いお手伝いさせていただきます。
そして、大切な方を亡くされた悲しいお気持ちがいつの日か、向日葵ひまわりがお日様に向かっていくように前向きになられますことを心より願い、細部にわたりお手伝いさせていただきたいと思っています。
家族葬のひなた
株式会社ひまわりコーポレーション 代表取締役
三友 朋秀