三途の川ってなに?「三途の川を渡る」ってどう言うこと?

よくテレビや漫画のシーンで
「三途の川の向こう側に亡くなった身内のかたがいて、まだ来てはいけないと言われた」
なんてセリフを聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
三途の川は、生死を彷徨っているときに現れて、向こう岸に渡ってしまうと対岸はあの世であり亡くなってしまうというイメージですが、
本来は、故人様の魂が天国に行くか地獄に行くかの行き先を決めるときに最初に渡るのが三途の川なのです。
今回は意外と勘違いされている三途の川についてご紹介します。

三途の川とは

三途の川は常世(この世)と幽世(あの世)を隔てる川のことを言います。
生死を彷徨っているときや亡くなる前、または亡くなってすぐ渡るというイメージがあるかもしれませんが、亡くなってすぐに川を渡るわけではありません。
実際は命日から七日目のタイミングで渡ると言われています。

亡くなった魂は、四十九日までの間七日ごとに、生前の行いにより進むべき道についての裁きを受けます。
最初の裁きは亡くなって七日目で、故人様の魂が三途の川のほとりに到着します。
三途の川には三通りの道のりがあり、それが名称の由来と言われていますが、その三つの道のりは、生前の罪によって渡る道が変わります。
初七日の審判では、殺生や仏教の五戒に違反していたかについての裁きが行われ、その罪の重さによって渡る場所が変わると考えられています。

三途の川を渡る時に生きている私たちが行うこと

三途の川を渡るタイミングで供養することで故人様の罪が軽くなり、緩やかな道を渡れるようになると考えられています。
そのために現世に残る私たちは、故人様が亡くなって七日目に「初七日法要」を行います。
最近は、地元にとどまらず日本各地に家族がバラバラに住んでいることの方が多く、葬儀後の七日目にまた集まることが難しくなってきています。
そのため、告別式が終わった後その日に初七日法要を一緒に行うのが一般的になってきました。

葬儀同日に初七日法要を行っている場合には、初七日当日には線香をあげるなどして供養しましょう。

三途の川の三つの道のり

前述しましたが、三途の川には三通りの道のりがあり、初七日の審判で下された罪の重さによって渡る道が変わります。

罪のない善人の場合
金銀七宝で作られた橋を渡り、楽々と三途の川を渡ることができます。

罪が軽い人の場合
橋を渡ることは出来ず、自力で三途の川を渡らなくてはなりません。
この際に軽い罪を重ねた人が渡る場所は、山水瀬(さんすいせ)と呼ばれる川の浅瀬とされています。

重罪人の場合
重罪人の場合も自力で川を渡らなくてはなりませんが、その場所は浅瀬である山水瀬ではなく三途の川の下流、強深瀬(ごうしんせ)あるいは江深淵(こうしんえん)と呼ばれる所だと言われています。
言い伝えではこの場所の川の流れは矢の如く速く、波も山のように高く、上流からは大岩が流れてきて罪人を砕いてしまいますが、罪人は砕かれて死んでも生き返り、そしてまた大岩に砕かれます。
罪人が水底に沈んでしまうと大蛇が待ち受け、沈んだ罪人が浮き上ると今度は鬼が矢で罪人を射抜く…といったように重罪人はこのような難所を渡らなくてはなりません。

しかし平安時代の末期からこの言い伝えから、全員が渡し船で三途の川を渡るという考え方に変わりました。
ただし、三途の川の渡し船に乗るためには料金を支払わなければなりません。
この考え方から、仏式の葬儀で棺に六文銭を収める風習が生まれました。
料金は「六文」と決められているので、故人様が亡くなった時に、仏衣の中に六文銭、またはそれを模した紙を懐に忍ばせて見送ります。

六文銭を持たない死者は衣服を剥ぎ取られる
渡し船には六文銭を持っている者しか乗ることができません。
六文銭を持たない死者が三途の川を渡ろうとすると、十王の配下の老夫婦である懸衣翁(けんえおう)と奪衣婆(だつえば)によって衣服を剥ぎ取られてしまいます。

奪衣婆は六文銭を持たない死者から衣服を剥ぎ取り、懸衣翁は三途の川のほとりに生えている衣領樹という木の枝に衣服をかけます。衣領樹の枝の垂れ下がる程度によって、死者の罪を計ると言われます。

死者が衣服を着用していない場合は、懸衣翁によって生皮を剥ぎ取られると言われています。

まとめ

生死の境で渡るイメージがある三途の川は、実は初七日の審判後に渡る川であり、その裁きの罪の重さによって渡る場所が変わります。
六文銭を持っていれば、三途の川を自力で渡る必要はなくなりますが、初七日法要などで故人様を供養することは大切なことです。
故人様の長い道のり、極楽浄土へ導くには遺族による供養が故人様の徳を積むことになります。
ですので現世の私たちの供養が重要になってくるのです。

故人様が何事もなく三途の川を渡りきれるように願って、法要や日々のお参りを持って供養しましょう。

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