お墓参りのお花選びについて

お墓参りに行く際、どんなお花が良いか迷われることはありませんか？
基本的には故人様が好きだった花、自分の好みの花で構いません。

お墓参りに、どんなお花を選べば良いかをご紹介いたします。

菊

一般的な花は菊です。
お墓参りだけではなく、葬儀や法事などでの供花など、故人への供養花として一般的です。
菊は長持ちし、他の花より枯れにくいため、よくお墓参りにも用いられます。

また枯れてもお墓周りに散乱しないことから、お墓参りに最も好まれています。

榊（さかき）

もしもお供えするお墓が神道の場合、榊を持参しましょう。

樒（しきみ）

樒は、昔から仏事でよく用いられている植物です。
樒は花から根にまで猛毒性のアニサチンが含まれており、古来より魔よけとして使われていました。
また枕飾りとして、故人の枕元に供えるのも樒が使われます。
日蓮正宗や創価学会では仏壇や墓には生花ではなく樒をお供えしますが、宗派に限らずさまざまな場面で用いられます。

季節を代表する花

その他の花は、好きな色花を供えて構いません。季節の花を選ばれても良いかと思います。
春：カーネーション、ストックなど

夏：リンドウ、ユリなど

秋：コスモス、菊など

冬：ラナンキュラス、スイセンなど

造花は大丈夫？

夏は、すぐに枯れてしまう為、昨今は造花をお供えしている方も増えております。
頻繁にお墓参りに行けない方など、造花を選ぶのも良いかと思います。

お花選びの注意点

・同じ花束を2束用意しましょう。
花立ては基本的にお墓に対して2個ありますので、2束用意しましょう。

・棘のある花はさけましょう。
棘でケガをしてしまう可能性もあります。どうしても供えたい場合は棘の処理をしましょう。

・ユリは花粉を処理しましょう。
お墓参りなどでよく見かけるユリですが、花粉の問題があります。
ユリの花粉でお墓や周りが黄色く汚れる事があります。事前に花粉を処理しましょう。

お花屋さんに行くと、仏花としてお墓参り用のお花も売っていますので、そちらを購入するのも良いかと思います。

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