終活にはどんなことが必要？何から始める？タイミングや大切なこと

終活という言葉を耳にする機会が多くなってきている昨今。
終活というと、死を宣告された人や老人がするイメージが大きいかもしれませんが、実はそんなことはないんです。
衣替えをするように、気軽な気持ちやタイミングで行っておくととても安心ですしメリットも大きいのです。

でもどんなことから始めればいいのか、何をすればいいのかわからないという方のために、終活はどんな風に行えばいいのかご紹介します。

終活を始めるタイミング

終活をするのは、老後になってから。定年してから。死を身近に感じた時から。色々な考え方があると思いますし、実際老後になってから意識される方がとても多いと思います。
ですが、終活を始めるタイミングはいつでもどんな時でも構いません。
衣替えついでに服を断捨離していく。パソコンを買い換えるついでにデータをまとめたり処分したりしておく。思い出の写真を見返すときにアルバムを作ったり、整理したりしておくなど、仰々しく「終活を始めよう！」と思わなくても良いのです。
一度始めたら終わりなわけではなく、始めたものを基盤にしてどんどん精査していくのが良いので、始めるのが早いから意味がないということもありません。
した方がいいのかな？と思ったタイミングで、一度自身の身辺を気にかけてみるとスムーズに始められるのではないでしょうか。

歳をとってから始めようと思うと、うまく体が動かなかったり、物が多すぎたり、処分に困るということもあるかもしれません。
判断するというのも、意外に体力を使うことです。少しずつ、大掃除の延長のような心持ちで、まずは服やいらないものの処分からスタートするのはいかがでしょうか？

なぜ終活が必要なの？

終活の目的は
・ご自身が生きている間に自分の今までの人生を振り返り、これからの人生を考える
・自分の意思を伝えられない状態になった時を見据え、自分の今後や死後どうしたいかを記しておくことで残されたご家族が困らないようになる
・モノを減らすことで、老後が身軽なものになったり危ないものも少なくなり、転倒の危険なども回避できる
・亡くなった後のご家族の負担を減らすことができる

などが挙げられます。

特に、趣味でカメラやゲーム、フィギュアなどを集めていたりする場合。
自分が生きている間に、価値のあるものと処分してもいいものを分けたり、誰かに譲りたいものはリスト化しておくなど可視化しておくと、残された家族が処分に悩んだり、価値のあるものを捨ててしまったりということを防げます。
これは自身で前もって整理しておくと良いでしょう。譲りたいものや売りたいものは、事前に相手方にお話ししたりお譲りしておくのもいいですね。
資産価値のある物や、骨董品なども同様です。

大切なもの、資産は一箇所にまとめて家族にわかるように

銀行の口座や、携帯のパスワードがわからないと、家族ではお金を引き出したりパスワードを解除することができません。
特に近年問題になっているのが〇〇Payなどの残高で、こちらも基本的には家族が引き出したり使用するとこができなくなってしまいます。
資産を無駄にしないためにも、それらに関連する通帳や印鑑、携帯のパスワードはわかりやすく明記して、すぐ見つけられる場所へ置いておかなければなりません。

・預金通帳
・銀行印・実印
・不動産関係の書類や土地の権利書
・投資関係の書類
・インターネットバンキングなど重要サイトのアカウントメモ

これらはとても大切なものですので、引き出しや金庫など一箇所にまとめて（金庫の場合には解除する番号も忘れず明記し）エンディングノートなどに書き記しておきましょう。
また、パソコンに大切な情報を残している方も多いでしょう。家族に見てもらいたいものがある場合にはパスワードを解除しておくか、ID・パスワードもどこかに書き記しておくことが大切です。
万が一の時にご家族が探す手間を省けるよう、わかりやすくしておきましょう。

断捨離、また終活全般においては家族への負担を減らすことにつながります。
元気なうちに終活を始めておくことは、ご本人にもご家族にとっても大切なことです。
ぜひこのタイミングで終活を始めてみませんか？

まとめ

一人で何から始めればいいのかわからないときには、葬儀社やイベント会社が主催する終活セミナーに参加することで、まず何から始めればいいのか学ぶことができるかもしれません。
こ相談窓口や相談センターもありますので、そういったところに相談するのも良いでしょう。

ご不安なことや不明点がございましたら、お気軽にお葬式のひなたへお気軽にご相談ください。