当たり前に行われている葬儀。そもそも葬儀って何のためにするの?
葬儀は必ず行わなければいけないものではない
家族が亡くなったら葬儀を行う。きっとそれが当たり前だと思われている方が多いのではないでしょうか?
ですが、本来日本の法律で定められているのは「死亡届提出」と「火葬」のみなのです。
通夜や葬儀、納骨や法要などは、必ずしもやらなければいけないものではありません。
それでも今やほとんどの方が通夜告別式、ないしお葬式を行っています。
ではなぜ葬儀をしなければならないと私たちは考えるのでしょうか?
葬儀の役割とは一体どんなものなのでしょうか?
葬儀の役割
葬儀の役割、つまり葬儀を行う意味は主に3つほどあると言われています。
故人の死を社会的に通知する
一つ目は「社会的なお別れの儀式」という意味合いです。
葬儀を行うことによって、親戚や友人、知人、会社関係の方々に故人の死をお知らせし、認識してもらうことができます。
死亡届などを提出し、社会から存在がなくなることもこちらに含まれます。
ご遺族、ご親戚や友人などと別れの悲しみを分かち合う
葬儀を行い、同じ場所にみんなで集まる事で、
残された遺族や親族で悲しみを分かち合えるという心理的な要因も大きいです。
故人様と縁のあった者たちが一同に会し、みんなで故人様を見送ることによって
悲しみを共有し、受け入れ、気持ちに区切りを付けるというとても大切な意味合いを持っています。
葬儀は残された者のための儀式だとも言われています。
故人の魂を弔う
葬儀には死者の霊を慰め、あちらの世界に送るための「宗教的儀式」という意味合いも込められています。
宗教によって死生観は様々ですが、仏教では故人様の魂が極楽浄土へ行けるよう、遺されたものが法要などを行い祈ります。
宗教や宗派によって形式は異なりますが、
故人の魂を弔い、安らかな眠りや成仏を願う儀式であることは、どの宗教・宗派でも変わりません。
最後に
葬儀は必ず行わなければならないと思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、実はそうではありません。
葬儀の持つ役割をしっかりと理解した上で、行うか行わないかご家族様が判断することが大切です。
一日葬や家族葬など送る形にも決まりはないので、よくご相談されると良いでしょう。
不明点やお困りごとがある場合には、お気軽にお葬式のひなたへご相談くださいませ。
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