お葬式で時計はつけていてもいい？

結婚式では時計をつけていると「時間を気にして早く帰りたがっている」
と見られてしまい、失礼に当たるので時計の着用はNGとされています。
では冠婚葬祭の中でも、葬儀で時計をするのは失礼になってしまうのでしょうか？

腕時計はつけない方が無難

やはり葬儀においても、大切な式の途中や最後のお別れの際に「時間を気にして早く帰りたいと思われてしまう」可能性があるので
結婚式と同じようにつけない方が良いとされています。
ですが、例えば遠方から来ていて帰りの電車に乗らなければならないなどの理由がある場合にはつけていても構いません。
あまり頻繁にチラチラみるのは避けるようにしましょう。

一番してはいけないのは、スマートフォンで時間を確認することです。
時間を見ているのだとしても、誰かの連絡を気にしていたりSNSが気になったりしているように見られかねません。
周囲に不快な思いをさせないよう、時間を確認する必要がある際には時計を着用するようにしましょう。

腕時計を着用する場合の注意点

腕時計を着用する必要がある時には、次の点に注意します。

◆光沢やカラフルな色が使用されていないシンプルなものにする。
できれば革の黒や茶系のベルトが望ましいでしょう。

◆デジタル時計よりアナログ時計の方がより良い。

◆スポーツウォッチのようなゴツ目のデザインのものは避ける。

◆アクセサリー感覚でつけられるような、宝石や煌びやかな飾りのついたものは避ける。

◆個性的なデザインのものよりも、スタンダードなデザインのものを選ぶ。

もし手持ちの時計で相応しいものがない場合には

デザイン性のあるものやアクセサリーのようなものしか持ち合わせてない場合にも、そのために購入する必要はありません。
身近な人に借りられる場合は借りて参列すると良いでしょう。
借りられない場合には、カバンやポケットに入れて、見たい時だけ確認するようにします。
式中に確認したい場合や、中座する可能性のある時にはなるべく後ろの席に座るようにすると周りの人からも気になりません。

まとめ

スタンダードな時計をつけて行ったとしても、何度も時間を確認するのはやはりマナー違反と言えます。
開始前に葬儀社に終わりの時間を確認していただくのも一つの手段です。
ご遺族様や周囲の方へ配慮し、なるべく時計を見る回数は少なくしましょう。

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