香典返し・返礼品フローチャート メリット/デメリットのご紹介

ご葬儀後に、会葬していただいた方々に「お香典返し」や「返礼品」をお渡しします。
本来は亡くなってから四十九日までにいただいたお香典に対してお返しするものでしたので、四十九日後に贈るのが一般的でした。
昨今は葬儀の形も変わり、通夜・葬儀どちらかしか参列しない方も増えていますので、
当日にお返しをする「当日返し」が主流となっています。

香典返しとは

前述しましたが、従来は通夜・告別式にはお返しをせず、四十九日法要後に後返しでお返しをする「後返し返礼」が主流でした。
四十九日法要までを無事終えましたと報告も兼ねていたからです。
ですが近年は親族が各地におり、葬儀後またすぐ集まることも難しいため、四十九日法要を葬儀の日に一緒に行うことが少なくありません。
そのため、「当日返し」がだんだん主流となってきました。

当日返しのメリット・デメリット

近年主流とされる方法は「一律即日返礼」といい、葬儀当日に参列者一律で商品をお返しし、香典金額に応じて四十九日法要後に後返しをする方法です。
そして、新しいお返しの仕方といたしまして、「香典金額別即日返礼」がというものがあります。
「一律即日返礼」、「香典金額別即日返礼」は葬儀当日にお返しをするので、「当日返し」というお返しの方法です。
認知度が高く、お返しの際もスムーズです。

メリットとデメリットをご紹介します。

「一律即日返礼」のメリット
◆香典返しの手間を軽減できる
後返しの場合、当日に香典をいただいた方のリストを作ってそれぞれの香典の額を把握します。
値段に合わせて何種類かの香典返しを用意し、配送の手配をして準備をする・・・と、たくさんの作業が発生します。

当日返しの場合は、大体の出席者数を把握しておき、皆同じ品を用意します。
お通夜や葬儀の場でお渡しすることで、手順がぐっとシンプルになり、手間が軽減されます。
当日返しの返礼品は、葬儀社に依頼して準備できるので、用意する手間もほぼかかりません。

「一律即日返礼」のデメリット
香典の金額により、当日の返礼品とは別にお返しを贈ります。
葬儀後、香典金額に応じた後返しの準備をしなくてはなりません。

「香典別即日返礼」のメリット
当日に金額別に返礼品を用意しておくことで、お返し漏れなく、一回で確実にお返しができます。
後返しがないので、葬儀後のお返しリスト作成の手間を省くことができ、手続き等にゆっくり時間を費やすことができますし、
後返しで必要となる挨拶状や送料のご負担が一切ありません。

「香典別即日返礼」のデメリット
まだ認知度が低いため、なぜ自分はこの返礼品であちらは少しいいものなの?など参列者から誤解がないよう、
受付などでご説明の時間が必要です。

「後返し返礼」のメリット
会葬者の皆様に御礼品を返すため、リスクはありません。

デメリット
当日に香典をいただいた方のリストを作ってそれぞれの香典の額を把握し、値段に合わせて何種類かの香典返しを用意します。
配送の手配をして準備をするので、すべて後返しとなります。香典の金額や香典帳の整理が必要です。

まとめト

それぞれの方法に、メリット・デメリットがございます。
ご自身の一番よりよいやり方のご参考になれば幸いです。

 

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